2017/08
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小説「バルセロナの侍」スペイン語版 Novela en español "Samurai de Barcelona" Ⅰ.Aparición del Samurai (1) Una figura negra.
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Samurai de Barcelona

 

 

Ⅰ. Aparición del Samurai.

 

(1) Una figura negra

 

¡Qué susto! Ha logrado escapar dando una voltereta hacia atrás por los pelos de perder la punta de su nariz. Cuando vio que era un shuriken de Ninja, se quedó pasmado, pues estaba en el vigésimo primer siglo y en Barcelona, gran ciudad europea bañada por Mediterráneo.

 

Este hombre se llama Ken Saburi, pero entre sus amigos lo conocían como Samurai. A lo largo de esta historia describiré a su personaje, sin embargo prestemos atención a lo que ocurre al Samurai. El shuriken que casi le roza la nariz acaba clavado en un tronco del bosque mostrando, así, su negro resplandor. Con el cuerpo semiinclinado observa, minuciosamente, todo lo que rodea.

 

El día amanece. Todo ha ocurrido mientras se entrenaba. Ha conseguido salvarse por los pelos, pone sus cinco sentidos en todo lo rodea. permanece immóvil y en un silencio tenso.


No sabe cuánto tiempo ha transcurrido. Durante este rato, no ha dejado de escuchar el ruido de las hojas de los árboles sumergidos en la niebla matinal. Al girarse, lanza una piedra hacia el árbol que se incrusta en una rama podrida y se oye un leve gemido. En ese mismo instante, cae la rama al suelo y descubre que aquello que parecía una rama es el pie de una figura negra que, al llegar al suelo húmedo, rebota como si tuviese un muelle en el cuerpo y desaparece tras un remolino de viento saltando en rama en rama.
El Samurai lo dejó escapar.  

 

 

(En japonés)


サムライ参上

 

1 黒ずくめの男

 

 あっと思った。その瞬間に、この男はバック転で逃れたが、危うく鼻先を切られるところだった。突然刃物が飛んできて驚いたが、それが手裏剣だと分かった時は、むしろ呆れてしまった。何しろ今は21世紀で、しかもここは地中海のほとりに位置するヨーロッパの都市バルセロナなのである。

 

 この男の名前は佐分利健。だが彼を知る者は、彼を「サムライ」と呼ぶ。この男の素性は追々触れていくことにして、とにかく今サムライの身に襲い掛かったことに戻ろう。

 彼の鼻先をかすめた手裏剣は林の木の幹に突き刺さり、黒く鈍い光を放っていた。サムライは身を屈めながら慎重に辺りを窺(うかが)った。

 

 東の空はようやく白々と明けてきた。彼は早朝のトレーニング中にこの奇妙な事件に巻き込まれたのだ。すんでのところで命拾いしたサムライは、全身の五感を研ぎ澄ませた。そのまま身じろぎひとつせず、長い沈黙を遣り過ごした。

 

 何分ぐらい経ったであろうか、朝もやの林の中で幽かに葉の擦れる音を、サムライは聞き逃さなかった。その方向に振り向き際に、彼の手から礫(つぶて)が矢のように放たれていた。礫は古木の枝に当たりめり込んだ……と、その時、短い呻(うめ)き声が漏れた。同時にその枝は古木から離れ落下した。枝と見えたのは黒ずくめの男の脚で、落下しながら一瞬その全身を垣間見せたが、ふわりと身を翻し湿った土を蹴ったかと思うと、ゴム毬のように跳ねあがり、枝から枝へ跳び、つむじ風を残して消え去った。

 サムライは深追いしなかった。




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