2017/05
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サンティアゴ巡礼2016(24日目。7月25日、月曜):「巡礼者は幸いである。単に自分が巡礼を成就するだけでなく、道中、他の人にあなたの助けが必要な場合を観過ごさなければ」という訓言を思い出しながら、テラディージョスからブルゴ・ラネロへ
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サンティアゴ巡礼2016(24日目。7月25日、月曜):「巡礼者は幸いである。単に自分が巡礼を成就するだけでなく、道中、他の人にあなたの助けが必要な場合を観過ごさなければ」という訓言を思い出しながら、テラディージョスからブルゴ・ラネロへ

 

 

今朝はテラディージョ(Terradillos)の宿を6時半頃出発。西へ進むだけ日の出は確実に遅くなっている。朝日が東の空から顔を覗かせる時、西の空は暗い紺色の上層部、薄いピンク色の中層部、そして、明るいコバルトブルーの地表部、の三層に彩られ旅人たちに息を呑ませる。


こんな景色に気を取られて、いつものようにスタスタと早出の巡礼者たちを抜いて行く私だったが、今日はそれが過ぎて思わぬ遠回りをしてしまった。巡礼路が二手に分かれている所をあまり考えずに右の矢印に従って歩いて行き、結局は今日の宿泊予定地に着けず、遠回りして次の町まで行くことになった。


つまりは道を選び間違えたのである。間違えた道は私の前には人一人見当たらず、私の後ろから一人懸命についてくるのが見えるだけである。私が休憩のため木陰に入ると、後ろから来たその人が「日本人ですか」と声を掛けてきた。この巡礼中、私が初めて出逢った日本人である。


風邪を引いて熱があるが、私を日本人と直感し、懸命について来た、ということである。スペイン語も英語もあまり、、と言う彼と近くのバルへ行き、女将にわけを話して彼に温かいスープと風邪薬を用意してもらった。その後、食欲もない彼を近くの宿に紹介し、ここでも彼の状態を話して、彼はこの町に泊まって休養できることになった。


ホッとした私は、今度は自分の道の間違えを何とか解決して先へ進まなければならなかった。彼をくれぐれも宜しくと、宿の主人に頼み、
1時間ほど遠回りして、ようやくレオンまでの道のりの見通しが立つブルゴ・ラネロ(El Burgo Ranero)のアルベルゲに到着した。


私は、ああ、と想った。
この巡礼で通り過ぎた村で女性の牧師に声を掛けられ教会の中に招き入れられ、別れ際に巡礼者の訓言が書かれたものを渡された。その訓言の一つに〈巡礼者は幸いである。単に自分が巡礼を成就するだけでなく、道中、他の人にあなたの助けが必要な場合を観過ごさなければ。〉とあった。


それを思い出したのだ。なるほど、道を間違えたのも、理由があったのだ。今日は余計な距離を歩き宿への到着時間も予定より遅くなったが、心には何かスッキリとしたものがあった。全ての物事には理由がある。宇宙の摂理、を神と呼ぶならば、私もその真理に一瞬だけ立ち会った、ということか。

こんなわけで今日の昼食は4時頃になりレストランではすでに提供が終わっていた。無理を言って特別にアロス・ア・ラ・クバーナ(キューバ風ご飯。白飯に目玉焼き、その上にケチャップを掛けた料理)を用意してもらった。パン(ここでは、ご飯はおかず。パンがあくまでも主食なのだ)いつものようにビールとコルタードエスプレッソ。

 


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バルセロナから(2017年5月28日:久しぶりのモンセラットの奇岩に妄想を広げる)

バルセロナから(2017年5月28日:久しぶりのモンセラット奇岩に妄想を広げる)



う~む、ぜんぶ顔に見えてくる。あれが目で、あれが口で、と想像力が膨らんでくる。久しぶりにモンセラット修道院にやって来た。


マンレッサ行きのカタルーニャ鉄道から登山鉄道へ乗り換え、いよいよ到着という頃からそわそわと窓越しに奇妙な姿の岩山を撮り始める乗客。


登山列車を降りて、ミサや少年聖歌隊の合唱が行われる大聖堂の前でみんな同じようにポカンと口を開けて見上げる。


ガウディダリがインスピレーションを受けたと言われる奇岩がとてつもない迫力で迫って来る。ピカソやミロもこの影響を受けないはずはない。


初夏の陽射しの中だからいいが、夕暮れ時にこれらの奇岩を一人で見ると、たぶん妙な涼しさが背筋を撫でるだろう。
帰りは2時間かけて徒歩でこの奇岩山を降りてみた。








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tag : スペイン バルセロナ モンセラット 修道院 大聖堂 奇岩 ガウディ ダリ 登山列車

 
バルセロナから(2017年5月27日:地中海と青空の境界線に見とれてシャッターを切ったらカップルの熱い抱擁が・・・)

バルセロナから(2017年5月27日:地中海と青空の境界線に見とれてシャッターを切ったらカップルの熱い抱擁が・・・)



いい眺めだなあ~、と地中海と青空の境界線に目を奪われ一枚パチリと写した。するとこのように映画のワンシーンのような熱い抱擁が写っていた。


グエル公園の中腹辺りの展望場所から望んだ光景。眼下にガウディ記念館のトンガリ帽子。その手前に抱擁カップル。そして、セニョーラたちがそれとなく左に距離をとった。


歌人の斎藤茂吉はウイーンでキスしているカップルを1時間近く見ていた、というエピソードが残っている。スペインでは路チューや路抱擁?は珍しくないので見かけた人はさり気なく距離をとるだけ。


私は茂吉までとはいかないが、目にして微笑ましくなる。






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tag : スペイン バルセロナ グエル公園 抱擁 ガウディ記念館 地中海 斎藤茂吉 路チュー

 
バルセロナから(2017年5月26日:私の名前「修治」の表の意味と裏の意味「末っ子」をスペイン語でプレゼンするの巻)

バルセロナから(2017年5月26日:私の名前「修治」の表の意味と裏の意味「末っ子」をスペイン語でプレゼンするの巻)


私の本の改訂版と俳句のプレゼンテーションのあと、日本語について少しお話をした。パワーポイントとは別に手書きで私の名前の意味や書き言葉のことなど、質問に答える形で楽しんだ。


「修治」は「身を修めて民を治める」表面上の意味と「産みおさめ」つまり「末っ子」の意味があること。実はこれを大人になってから気づいたこと。


その他、漢字の異なる読み方について紹介した。「今日」を「こんにち」と読む例はちょうど2級の授業で出てきたところ。


説明しながら、日本語は視覚と聴覚を巧みに組み合わせて味わう言語なんだなあ、と改めて想う。









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tag : スペイン バルセロナ プレゼンテーション 漢字の読み 書き言葉と話し言葉 名前の由来

 
バルセロナから(2017年5月25日:世界中から来た人々が思い思いに歩を進めるランブラス通りのある日のスナップ)

2017年5月25日:世界中から来た人々が思い思いに歩を進めるランブラス通りのある日のスナップ)


思い思いに楽しげに足を運んでいる人たち。ここは世界中から来た誰もが自由に漫歩できる素敵な遊歩道


ある者はエラード(ジェラート)を舐めながら、ある者は自転車を引きながら、又ある者は銀行に施された日本趣味の装飾にカメラを向けて、ランブラス通りの心地よさを愉しんでいる。犬さえも尾を振り振り。


このすぐ右先にはスペインの天才画家の一人であるフアン・ミロのタイル画が敷きしめられている。この辺まで歩くと行き交う人々の進む方向が見事なまでにバラバラになる。


さて、私はもう少し港の方へ、と歩を進めるか。





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tag : スペイン バルセロナ ランブラス通り 日本趣味 遊歩道

 
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